基本情報
書名 | 著者 | 読了日 | 評価 | 分野 |
デジタル化する世界と金融 北欧のIT政策とポストコロナの日本への教訓 | 中曽宏 | 2021年2月7日 | ⭐️⭐️ | Finance |
読書メモ
北欧の事例を基に、金融業界の未来について語った本。キャッシュレスが進むスウェーデン、元ノキア社員を中心に起業が盛んなフィンランド、小国ゆえにE-Governmentの取り組みを進めるエストニア。どの国も進んでいて羨ましい。何よりもの違いは、金融セクターが”時代遅れ”と思われているのではなく、テクノロジーの最先端をいくセクターだと思われていること。金融とはITである。日本でもそのレベル感でITを戦略に取り込み、若いエンジニア中心に推進できる銀行は存在しないのだろうか。
一言コメント
金融業界がITを軸にして変わらなくてはならないということは数々の論考で述べられていることですが、それを実現するとなると非常に大変です。日本においては何が求められているのか、考えさせられます。
2022/3/6