基本情報
書名 | 著者 | 読了日 | 評価 | 分野 |
新しい世界 世界の賢人16人が語る未来 | yuval noah harari, エマニュエル・トッド, トマ・ピケティ, ナオミ・クライン, ナシーム・ニコラス・タレブ, マイケル・サンデル | 2021年2月7日 | ⭐️⭐️⭐️ | Philosophy |
読書メモ
世界の偉大な知性16人から学ぶ。コロナから経済、不平等に至るまで、現在の様々な問題について語られる。各議論は面白いが、短い論考ではそれぞれの考えの一端しか知ることができない。実際に彼ら・彼女らの著作を読むきっかけを作る、”知性のドーピング”をする――そうした目的で、時に読み返すような本なのかもしれない。実際にこの本の後にタレブの反脆弱性を読み、その思考の深さに圧倒された。同時代の知の巨人に学ぶことは今後も続けたい(同じくらい、読み継がれている古典―すなわち過去の知の巨人の遺産―を学ぶことも重要なのであるが。)
一言コメント
世界の賢人たちの短い論考を複数読めば、彼らの思考を効率よく学ぶことができる―ほど世の中は易しくはありませんでした。現在この本に書かれた内容は何一つとして思い出せません。やはり、思考を知るには主著を最低一冊読むしかなさそうです。とはいえ、次に誰の本を読むべきかの索引としては、価値のある本なのだろうと思います。
2022/3/6