基本情報
書名 | 著者 | 読了日 | 評価 | 分野 |
ぼくと数学の旅に出よう 真理を追い求めた1万年の物語 | ミカエル・ロネー | 2021年6月12日 | ⭐️⭐️ | Mathmatics |
読書メモ
数学の面白さを初学者向けに分かりやすく語った本。
数学はどこにでもある。古代メソポタミアの土器には、様々なタイプの幾何学模様が見られる。その後も数学は発展を続けてきた。数が生まれ、幾何学が生まれ、定理と証明が数学の基礎になった。数の概念は負の数、虚数まで拡張されていき、代数が数学の王様になる。現代数学はコンピュータと共にある。四色定理はコンピュータの計算力で証明された。単純なルールで得られるマンデルブロ集合を図示すると、恐ろしい程美しく、複雑な模様が得られる。
これからも数学の探究は続く。専門化が進み、豊かな数学の世界の内理解できる領域はごく僅かに違いない。それでも、数学ほど面白いものはない。
一言コメント
数学の面白さを伝えたいという筆者の気持ちはよく分かります。私自身そこまで数学ができるわけではないですが、数学自体は好きです。世の中の数学に対する偏見や苦手意識が少しでも減ればいいなと思います。
2022/5/1