基本情報
書名 | 著者 | 読了日 | 評価 | 分野 |
辞書編集者が選ぶ美しい日本語101: 文学作品から知る100年残したいことば | 神永曉 | 2022年3月20日 | ⭐️⭐️⭐️ | Literature |
読書メモ
辞書編集者の作者が美しい日本語について語る。
「常しえ」「瀟洒」「杳として」「面映ゆい」「薫陶」などなど、日常生活で使うことは減っているものの、美しい日本語が多く紹介されている。
そして、本書の一番の特徴は全ての言葉が日本文学の用例とともに紹介されていること。美文とともにそれぞれの言葉を楽しむことができ、思わず日本文学の作品も読みたくなってしまう。
せっかく美しい日本語があるのだから、それを残していきたいという筆者の願いには大いに共感した。言葉は変わるものだが、変わらないでほしいものは確かにある。
一言コメント
日本文学の用例と共に、美しい日本語を紹介した本。グローバル化の世の中であっても、日本語を学び、残していきたい気持ちになります。最近海外文学に寄り過ぎているので、紹介されている日本文学も読みたいですね。
2022/10/2