『地銀波乱』

基本情報

書名著者読了日評価分野
地銀波乱日本経済新聞社2021年9月11日⭐️⭐️Finance

読書メモ

地銀に地殻変動が起きている、それも過去最大の―。
本書はコロナ以前に書かれた本であるが、その時点で地方経済の疲弊や低金利の長期化によって地銀の経営は大幅に悪化しており、本業赤字に陥っている銀行さえある。スルガ銀行の不正融資で明らかになったように、リテールは頼みの綱にならなかった。若者に選ばれず、人材枯渇も深刻だ。
そんな苦境にある地銀だが、活路は草の根金融にあると本書は説く。
よく言われているような内容であり、地銀再生に向けて分かりやすい回答は恐らくないだろう。それでも、それを探さない限り、地域創生はきっとあり得ない。

一言コメント

コロナ前の地銀論を再読しました。内容的には広く言われているようなことでもあり、感想はいつも同じです。やるべきことは分かっていても、それを実現するのが一番難しい、と。
2022/5/4

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