『レンブラントをとり返せ』

基本情報

書名著者読了日評価分野
レンブラントをとり返せジェフリー・アーチャー2022年4月22日⭐️Literature

読書メモ ※ネタバレを含みます

ロンドン警視庁の新米捜査員ウィリアム・ウォーウィックは美術骨董捜査班に配属され、盗まれたレンブラントの絵画を追いかけることになる。紆余曲折あって事件は別の殺人事件と並行する2つの法廷闘争に持ち込まれることになった。法廷闘争においては、弁護士の父と姉が恋人ベスを弁護するなど、主人公に関係するあらゆる人物が登場し、大立ち回りが展開される。事件は解決したように思われたが、闇はまだ深く、最後には絵画窃盗犯フォークナーの匂わせともとれる台詞で終了する。
本書はイギリスの名ストーリーテラー、ジェフリー・アーチャーによる最新の小説である。続編を前提としているため、同性愛の娘と保守的な父の確執などについては深堀りされないまま終わり、事件も完全解決には至らない。1話完結と思って読んでしまったが故の不完全燃焼感が強かった。
軽快にどんどん事件が展開されていく様子は見事ではあるが、個人的にはとりわけ心が惹かれる作品ではなかったというのが実情である。

一言コメント

最近出た続き物の作品と知らず読んでしまったため、色々な問題が解決せずに終わってしまったことで肩透かしを食らってしまいました。続編以降も読めば面白いのかもしれません。
2022/10/2

『西部戦線異状なし』

基本情報

書名著者読了日評価分野
西部戦線異状なしレマルク2022年4月15日⭐️⭐️⭐️Literature

読書メモ ※ネタバレを含みます

主人公ボイメルは18歳の青年だが、同級生とともに第1次世界大戦に従軍する。彼が参加した塹壕戦の光景は筆舌に尽くしがたいものだった。毎日砲弾や毒ガスが飛び交い、襲撃と逆襲が繰り返される。その度におびただしい数の人間が苦しみ、死んでいく。そんな中ボイメルは、戦友への強い想いだけを胸に必死に生き抜いていく。が、現実は容赦がなく、戦友も一人、また一人と苦しみながら死んでいく。最後に残ったボイメルもまた終戦を迎えることなく戦死し、その死は淡々と読者に伝えられる。その日、「西部戦線異状なし」と。
戦争は地獄だ、悪だというのは簡単であるが、レマルク自身の従軍体験を基に書かれたこの物語は、戦争というものを短い文字で形容することは全く不可能だということを痛感させてくれる。わずか18歳のボイメルとその仲間たちは、戦争によって青春を奪われ、全く違った人間になってしまった。若くして戦争に参加した少年の心の声、戦地の実情には、とても衝撃を受ける。
折しも戦争が起きている2022年、この物語をどう読むべきだろう。この過ちを繰り返さないために何ができるか自問したい。

一言コメント

有名な戦争文学の傑作ですが、そのインパクトは凄まじいものがあります。今も戦争が起きている地域では、この小説のような悲劇が起こっていると思うと心が痛みます。世界に無関心でいないためにも、読んでおいた方がいい作品の一つです。
2022/10/2

『楽園のカンヴァス』

基本情報

書名著者読了日評価分野
楽園のカンヴァス原田マハ2022年4月10日⭐️⭐️⭐️Literature

読書メモ ※ネタバレを含みます

ルソーの「夢」にそっくりな「夢を見た」という一つの絵。この作品を巡り、大コレクターであるバイラ―氏の邸宅で、若き天才研究者・早川織絵とMoMAのキュレーター・ティム・ブラウンが真贋判定の戦いを繰り広げる。ピカソの名作が下に書かれている可能性があることから、作品から得られる利益を求めてオークション企業や名門美術館のトップキュレーターの思惑が絡み、美術界を変える重要な戦いになっていく。そんな中、二人は1日1章ずつ、ある古書を読まされる。それはルソーと「夢」のモデルとなった女性ラドヴィガ、その夫、そしてピカソや当時の若手芸術家を巡る物語だ。1週間という短い期間、ルソー作品とその作品に関わる物語に深く触れた二人は、それぞれの後ろにいる巨大な組織の思惑を無視して、ルソー作品への愛を貫いた。
そして20年近い時は流れた。早川織絵は未婚の母になって地元に戻り、研究の道からは去って美術館の監視員になっていた。そこに、MoMAのキュレーターとなったティムからルソー作品の貸与交渉の依頼が届く。約20年ぶりに再会した二人だが、一時ルソー作品を巡って確かに心を通わせた記憶は、一瞬で時間を巻き戻した。
実在するルソー作品を巡るミステリーで、どこまでが史実なのか、と思わず調べたくなる。ルソー作品を愛する二人が、その想いを貫いていく姿は美しい。

一言コメント

美術にも興味があるので、美術×文学をテーマにした原田マハさんの作品には心惹かれます。
2022/10/2

『破戒』

基本情報

書名著者読了日評価分野
破戒島崎藤村2022年4月9日⭐️⭐️⭐️⭐️Literature

読書メモ ※ネタバレを含みます

教師として生きる瀬川丑松が父から授けられた一つの戒め、それは、「穢多」であることを隠して生きろということだった―。この物語は、部落差別が未だ厳しく残る20世紀初頭の日本で、被差別部落に出自を持つ主人公の苦しみを見事に書き上げたものである。
丑松は被差別部落出身であるが、出自を隠して教師をしており、子どもたちからも人望が篤い。そんな丑松であるが、同じ出自を持ちながら、進歩的な思想を広めている猪子廉太郎先生に触れ、出自のみで不当に貶められる社会への憤りを感じる一方で、出自を隠して生きざるを得ない自分の人生に苦しむ。そんな中、出自を隠して生きろという戒めを授けた父が死に、猪子廉太郎の政敵高柳の陰謀で、丑松自身穢多なのではないかという噂が立ってしまう。
猪子廉太郎の死を経て、丑松は苦しみ抜いた末、戒めを破る決断をし、友や愛する人、生徒たちに自らの出自を告げて謝罪する。軍国主義的な学校や校長は丑松を排斥するが、無二の友銀之助、想い人のお志保は、丑松が出自を明かした後も彼に変らぬ愛と友情を注ぐ。生徒たちもまた、丑松のことを慕い続ける。全てを明かして戒めから自由になった丑松は、新天地を求めて去って行く。
この物語は、丑松という青年が、他者によって規定された自己(=他我)を受け入れ、自由を獲得していく物語であり、サルトルの哲学を感じさせられる。一方で、丑松は優れた先生に恵まれ、素晴らしい友人と想い人に囲まれた幸運な存在でもあって、同じように出自を受け入れて生きていくことは難しかっただろう。また、軍国主義の物語は強固で、丑松自身学校を去ることを余儀なくされてもいる。決して全てが解決してのハッピーエンドだったというわけではないけれども、丑松の生き方はその時代の差別に対して大きな疑問を投げかける力を持っていたのではないか。今でも、他者によって規定された自身のアイデンティティを容易には受け入れられない人が多くいる。少しでもそうした状況を変えていくために―、本書は時を越えて読み継がれていってほしい。

一言コメント

久しぶりの日本文学でした。差別を受けている人間が、自身のアイデンティティをどう獲得していくか、というのは西洋哲学でもあるテーマですが、それを素晴らしい力を持って書き上げた作品です。その内容こそ変わっていますが、今でも様々な差別は残っているこの社会で、読まれ続けてほしい傑作です。
2022/10/2

『英語で読む百人一首』

基本情報

書名著者読了日評価分野
英語で読む百人一首ピーター・J・マクミラン2022年4月9日⭐️⭐️⭐️Literature

読書メモ

31音にあらゆる美が詰まった百人一首。本書はその英訳版である。百人一首は掛詞や縁語が多用されていて、日本語以外でその素晴らしい世界を正確に伝えることは不可能だ。それでも筆者は、少しでもニュアンスが伝わるよう趣向を凝らした英訳を行う。例えば柿本野人麻呂の「あしびきの」の歌は、「長々し」さが伝わるよう単語ごとに改行する工夫をしている。藤原公任の「滝の音は」の歌は、「た音」と「な音」の繰り返しが伝わるよう、韻を踏んでいる。「but its fame flows on and on—- and echoes still today.」なんとなく元の歌の感じがしてくる。掛詞は基本的に訳出に苦労している(「澪標、身を尽くし」、「宇治、(世を)憂ぢ」など)が、一つだけ奇跡的に意味があったのが在原行平の「立ち分かれ」の歌。待つとし聞かば、の待つに「待つ、松」が重なっているが、偶然にも英語の「pine」が同じ二つの意味を持っている。
全体的に、やはり日本語で読むほどの感動はどうしてもなく、ただの情景描写に思えてしまう。そして、それは外国語で書かれた詩や歌を和訳したものにも同じことが言えるのだろうなと思う。真にその美しさを理解するには、その言葉への深い理解が欠かせない。自分が恐らく一生知ることができない美しい世界がきっとあることに対して、一抹のさみしさを感じつつ、百人一首の美しさを理解できる文化圏に育った幸福をかみしめたい。本書における翻訳の努力は素晴らしく、百人一首の新しい一面を知ることができるのもまた事実である。

一言コメント

百人一首の英訳ですが、やはり日本語で読むほどの感動は伝わってきませんね。詩や歌ほどその国の言語と密接に結びついているものはなくて、同じように英語詩の日本語訳に魅力を感じられないのもやむを得ないことなのかもしれません。
2022/10/2

『ジェネレーション・レフト』

基本情報

書名著者読了日評価分野
ジェネレーション・レフトキア・ミルバーン2022年3月20日⭐️⭐️Sociology

読書メモ

気候危機や経済格差の中、若年層が左傾化し、ジェネレーション・レフトを形成している―、本書はそう主張する。
確かに、イギリスでは、ジェレミー・コービン、アメリカではバーニー・サンダースに代表される左派が躍進した。ただ、一方でトランプ当選もあり、ジェネレーション・レフトが本当に世界的な現象なのかはそれほど自明ではない。
そうした中、本書はまず「何が世代を作り出すのか」から議論を始める。今の若者世代(Z世代)の世代状態を作ったのは2008年の経済危機という共有された出来事であるのだ、と。2008年の経済危機は格差を浮き彫りにし、政府と結びついた金融セクターによって突き動かされる新自由主義経済の限界が明らかになった。そして、国際的なジェネレーション・レフトを作り出したのは2011年という「過剰の瞬間」だった。この年、アラブの春が吹き荒れ、オキュパイ・ウォールストリート運動が起こり、国際的な世代統一が生まれたのだ。この運動は大きな社会変革には結びつかなかったものの、この経験がジェネレーション・レフトの選挙論的転回を生み、2010年代後半の左派世代の選挙での躍進の下地を作った。
作者は最後にジェネレーション・レフトが勝利し、社会を変革するために必要なものは何か論じて本書を終える。キーワードは「コモン」だ。すべてのものをすべての人に広くいきわたらせる―、これによって、世代の保守化を防ぎ、真の社会変革につなげられるのだ、と筆者は主張する。
本書を読んだ後でも、日本の現状を見る限り、確固たるジェネレーション・レフトが形成されていると信じられるほど楽観的にはなれそうにない。時にそれはリベラルな大人の都合のいい妄想でさえあると思う。ただ、社会をすべての人たちのものにするための志を持った若者がいること自体は恐らく事実であり、その一員として何ができるか、自身問う必要があると改めて感じる。

一言コメント

私自身はジェネレーション・レフト的な価値観に共感するのですが、今の若者がジェネレーション・レフトを形成できているとは中々思えないのです。確かに価値観は変わってきているものの、それが社会改革には結びついていない。どうするべきか考えなくてはなりません。
2022/10/2

『辞書編集者が選ぶ美しい日本語101: 文学作品から知る100年残したいことば』

基本情報

書名著者読了日評価分野
辞書編集者が選ぶ美しい日本語101: 文学作品から知る100年残したいことば神永曉2022年3月20日⭐️⭐️⭐️Literature

読書メモ

辞書編集者の作者が美しい日本語について語る。
「常しえ」「瀟洒」「杳として」「面映ゆい」「薫陶」などなど、日常生活で使うことは減っているものの、美しい日本語が多く紹介されている。
そして、本書の一番の特徴は全ての言葉が日本文学の用例とともに紹介されていること。美文とともにそれぞれの言葉を楽しむことができ、思わず日本文学の作品も読みたくなってしまう。
せっかく美しい日本語があるのだから、それを残していきたいという筆者の願いには大いに共感した。言葉は変わるものだが、変わらないでほしいものは確かにある。

一言コメント

日本文学の用例と共に、美しい日本語を紹介した本。グローバル化の世の中であっても、日本語を学び、残していきたい気持ちになります。最近海外文学に寄り過ぎているので、紹介されている日本文学も読みたいですね。
2022/10/2

『一生モノの教養が身につく 世界の古典 必読の名作・傑作200冊』

基本情報

書名著者読了日評価分野
一生モノの教養が身につく 世界の古典 必読の名作・傑作200冊佐藤優2022年3月20日⭐️⭐️⭐️Literature

読書メモ

知の巨人たる筆者が世界の古典を200冊紹介した本。東西を問わず幅広い古典が紹介されており、その教養の深さに圧倒される。1冊を通してのメッセージは、言うまでもないが、古典に学べということである。
本書のみで何かの知識を学べるわけではないが、次に読むべき古典を探し、教養を深めていくために欠かせない地図を提供してくれる書である。あまりにも情報に溢れ、効率的な情報の摂取が求められる現代において、古典を読むことは最も求められる知的実践であると言ってもよいかもしれない。

一言コメント

古典読みたい意欲が高まりました。困ったときに道を示してくれるのは教養です。
2022/10/2

『怒りの葡萄(上)』『怒りの葡萄(下)』

基本情報

書名著者読了日評価分野
怒りの葡萄(上)スタインベック2022年3月12日⭐️⭐️⭐️⭐️Literature
怒りの葡萄(下)スタインベック2022年3月12日⭐️⭐️⭐️⭐️Literature

読書メモ ※ネタバレを含みます

(上)
時は1930年代、大恐慌期のアメリカ。オクラホマ州を砂嵐が襲い、全ての農地が荒廃した。そんな中、ジョード一家は長年暮らした土地を離れ、新天地を求めて西に向かう。その道中は決して容易ではなく、土地を離れたじいちゃんは、故郷に魂を残したまま移動中にあえなく死んでしまう。それでも、一家は同じ境遇の人々と支え合いながら進んでいく。西へ西へ。カリフォルニアは理想郷、美しい大地で、桃やオレンジを摘む仕事が沢山あり、金払いもいい。そんな夢を追って。
やっとのことで到達したカリフォルニアはそんな理想郷ではなく、労働者の搾取と警官からの暴力・差別に溢れた地獄だった。一家の苦しみは続く。

(下)
やっとのことでたどり着いたカリフォルニアは、不当な低賃金労働で労働者が搾取される地獄だった。ジョード一家もまた、必死に日銭を稼ぐ日々を送る。野営地は警察によって焼き討ちされ、トムの身代わりで元伝道師ケイシーは捕縛される。シャロンの薔薇の夫であるコニーは現実に耐えられず、消息を絶つ。一家が徐々にバラバラになっていく中、官営野営施設での暮らしは一時の救いとなる。そこでは、人々が助け合って、人間らしい暮らしを行っていた。それでも、官営野営施設での暮らしも長くは続かない。一家は再び仕事を求めて移動するが、シャロンの薔薇は死産し、雇い主の不当行為にストライキで抵抗していたケイシーはトムの前で無残にも殺された。トムもケイシーの遺志を継いで抵抗運動に身を投じる。
残されたお母、お父、ジョン叔父、アル、シャロンの薔薇、子供たちの生活は楽にはならないが、それでもお母を中心に各自が必死に働き、生き続ける。自分たちも苦しい中、最後には、自分たちと同じような境遇で死にかけていた見ず知らずの男を、シャロンの薔薇が自らの母乳によって救う。
この物語は極めてキリスト教的である。キリストと同じイニシャルを持つジム・ケイシーは自己犠牲の精神を体現しているし、一家の生き方はまさに「隣人愛」だ。母乳によって人を助けるというのは、”ローマの慈愛”とよばれる物語を思い起させる。とはいえ、この物語は、キリスト教文化圏にいない人間に対しても深い感慨を抱かせてくれる。それは、そこに描かれている家族愛や隣人愛というものが、人類に普遍的なものだからだろう。不条理な現実の中支え合って生きる家族の物語―と言ってしまうと価値が矮小化されてしまうようにも思えるが、深く心に残る力を持った作品だった。ノーベル文学賞作家の力を見た。

一言コメント

大恐慌時代のアメリカを、一家が助け合いをしながら生き延びていく物語です。そういってしまうとありがちな内容に聞こえてしまいますが、さすがスタインベックと思わせてくれる力を持った作品です。
2022/10/2

『進化しすぎた脳』

基本情報

書名著者読了日評価分野
進化しすぎた脳池谷裕二2022年2月19日⭐️⭐️⭐️⭐️Science

読書メモ

脳について基本的なことから講義形式で語られる。1章では、脳のポテンシャルをめぐる議論がなされる。脳はコンピューターのようにソフトウェアとして語られがちであるが、脳と身体は切り離せないものである。脳は非常に進化しているが、我々人間の身体が、脳の計算能力を全て必要とするほどには進化していないため、脳を全て使いこなせてはいないのだ。2章では脳と心をめぐる議論がなされる。人間は自分の意志で全ての行動をしているように思っているが、実際にはそうではない。錯視の例からわかるように、人間は世界をありのままに見ているわけではなく、脳による無意識の解釈から逃れられない。自由意志に関しても、脳の指令が出てからその行動を意図したという意識が生まれることが分かっており、無意識に支配される部分は大きいのだ。3章では、脳の曖昧さをめぐる議論がなされる。記憶がその最たるものだ。記憶が完璧であったなら、記憶は状況に依存するものになり、新たな状況に対応することはできないという意味で、曖昧さはある意味合理的なのだ。4章では、人間と進化をめぐる議論がなされる。ほとんど老人にしか起こらないアルツハイマー病は自然淘汰されてこなかった。人類は薬によってこれを克服しようとしている。また、デザイナーベビーの問題もこれからは避けて通れない。人類は進化のプロセスそのものを変えようとしているのだ。本書は非常に分かりやすく脳の面白さを見せてくれる。脳は曖昧で、曖昧であるがゆえに我々は生きていられる。脳は単純に個に還元できるわけではなく、部分を超えた全体が成立する複雑系である。不完全で複雑な脳、これから脳科学は何を見せてくれるのだろうか。

一言コメント

脳って不思議ですよね、という話です。脳については知りたい気持ちと知りたくない気持ちが共存しています。幸い、今のところ、脳という複雑系を完全に理解できる日は中々来そうにありません。
2022/10/2